ピルの誤解とアンジュの使い方

ピルは、世界各国で使われている経口避妊薬ですが、日本では長い間、認可されませんでした。その間に、ピルに対する誤解が多く広がり、解禁後もなかなか受け入れられずにきました。
よくある誤解について、解説しましょう。
「がんになりやすい」という誤解があります。実際には、低用量ピルではがんのリスクは上がらず、子宮体がんや卵巣がんの予防効果があることが知られています。乳がんについては、15年服用してもリスクが上がらないというデータがあります。また、大腸がんのリスクを抑えるという報告もあります。
次に、「不妊になる」という誤解もありますが、最近では不妊症の治療でもピルを使います。ピル服用中は、将来の不妊のリスクを取り除いてくれる効能もあります。
ピルには正しく服用すれば、ほぼ確実に避妊出来る効果があります。望まない妊娠で、中絶手術を選択した場合、心身ともに大きなダメージを受けてしまいます。根拠のない誤解に惑わされず、安心してピルを使用してください。
次に、低用量ピル「アンジュ」の使い方について、ご紹介します。
アンジュは、含まれている女性ホルモンが3段階に変化する「3相性」と呼ばれるタイプです。自然なホルモンバランスに近づくようにされており、子宮内膜が安定するため、不正出血が起こりにくいのがメリットです。ただし、1シートに3種類(28錠タイプなら4種類)の錠剤が含まれているため、順番を間違わないように注意する必要があります。シートには、数字が記載されていますので、服用の際に、順番と日数が正しいかをチェックしてください。
最初の服用は生理開始日になり、初日から避妊効果が得られます。服用開始が生理開始日から遅れた場合には、最初の1週間は別の避妊手段と併用してください。

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